こんにちは。谷口です。
先日、定例のミーティングでの社長のお話の中に「諸行無常」という言葉がありました。
この言葉を聞いて、平家物語の冒頭「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
諸行無常とは、辞書によると
「世の中すべてのものは移り変わり、また生まれては消滅する運命を繰り返し、永遠に変わらないものはないということ。人生ははかなく虚しいものであるということ。」
とあります。
世の中すべてのものは、変化の差に違いはあっても、ずっと同じままではなく変わっていくもの。職場や家庭でのあたりまえの何気ない毎日も、今のままがずっと続くことはなくいつか終わりがくる・・・。
諸行無常を知ると、楽しいとか幸せだと感じることは今この瞬間をもっと大切にしようと思え、逆にストレスに感じることは、今ひと時の間のことだとやり過ごせることもあるかもしれません。
社長のお話しは、
諸行無常のごとく、良いことも悪いこともいつまでも続くものではない。悪いときでも一歩ずつ進んでいけば必ず良い方向に動いていく。
そして、沈むことがあってもまた這い上がれる人、そうでない人の差は気力。せっかく生まれてきたのだから、不屈の精神で復活するための手法を考えやり抜く方が人生は面白いだろう。自分だけの知恵で乗り越えられない困難は、周りに相談して力を合わせクリアしていこう。今後も、皆で協力して進んでいこう。
とありました。
社長のお話しが、私にとって「諸行無常」の言葉の意味をしみじみ考える機会となりました。
良い状況が続くときは油断せず、沈んだときはいつか必ず良くなる時が来ると信じ、支えてくれる周りの人を大切にしていきたいと思います。
それではまた。