株式会社コスモソニックツーワンの情報発信ブログです。

噂のスターリンソートをPythonで実装してみた

はじめまして、サカイリです。プログラマとしてCS21で働いているPythonユーザです。
本日はちょっとしたネタということで、Twitterで話題になっていた「スターリンソート」をPythonで実装してみました。
(この記事は私がQiitaで投稿した同名記事『噂のスターリンソートをPythonで実装してみた』と同じ内容となっています。)



概要


Twitterで話題になっていたスターリンソートをPythonで実装してみました。

スターリンソートとは

I came up with asingle pass O(n) sort algorithm I call StalinSort.
You iterate down the list of elements checking if they're in order.
Any element which is out of order is eliminated.
At the end you have asorted list.

公式より引用
与えられたリストからソートされていない要素を除いた昇順リストを生成することでソートします。
ひとつ前と同じ数字の場合は残します。

(例)6, 2, 5, 7, 3, 8, 8, 4 -> 6, 7, 8, 8

実装

リスト内包表記で1行実装できます。

def stalinsort(targets):
    return [(tmp.append(i), i)[1] for tmp in [[targets[0]]] for i in targets if i >= tmp[-1]]
original_list = [6, 2, 5, 7, 3, 8, 8, 4]
sorted_list = stalinsort(original_list)
print('original', original_list)
print('sorted', sorted_list)

実行結果

original [6, 2, 5, 7, 3, 8, 8, 4]
sorted [6, 7, 8, 8]

やっていることは簡単で、与えられた数字配列のデータを順番に確認していき、ひとつ前の数字と比較をしてそれ以上の数であればlistにappendします。
しかしリスト内包表記では変数への代入が許可されていないため、前の数字を保持することができません。そこでlistのappend(tmp.append(i))と参照(tmp[-1])を利用することで実現しています。
リスト内包表記について「python3と秘密のリスト内包表記」が非常に参考になりました。

終わりに

注意:このアルゴリズムはジョークのものとなります。実際にソートを実装する際は正しいソートアルゴリズムをご利用ください。